サリドマイド | 行政書士試験合格から開業まで

サリドマイド

苦手な一般教養問題の対策のため、時事キーワードをアップしています。
行政書士試験を受験されるみなさん、その他資格試験において時事問題を勉強されている方、よかったら受験勉強に利用してみてください。

・サリドマイド

サリドマイドは、ドイツのグリュネンタール社が開発した催眠剤で、日本では、1958年に「イソミン」の名称で販売を開始しました。
当時、このサリドマイド剤を妊娠初期の妊婦が服用し、手足が短いなどの奇形をを持つ子供が多数出産されました。
その後、日本は世界に遅れて販売を中止しましたが、対応が遅れたため大きな事件となりました。
そしてこの薬が今また注目を浴びようとしています。
この薬が血液のガンの一種、「多発性骨髄腫」の治療に有効だとわかり研究が進められ、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は、多発性骨髄腫治療のための「希少疾病用医薬品」(オーファンドラッグ)に指定することを承認しました。

このサリドマイド、事件当時、副作用が少なく動物実験でも優れた安全性が認められた薬でした。
そのようなうたい文句があったから大きな被害になったのだと思います。
本当に大丈夫なんでしょうか?
子供の頃の記憶で、テレビでサリドマイドのことを取り上げていたのをかすかに覚えています。それは、手の短い子供が公園で遊んでいる映像だったと思います。

医師の方にはどんな治療でもそうですが、よく検討した上で慎重な対応を取ってもらいたいと思います。

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